*おおえけんざぶろう【大江健三郎】 (1935〜 )現代(げんだい)の小説(しょうせつ)家。愛媛(えひめ)県に生まれる。叙情性(じょじょうせい)とゆたかなイメージをふくむ文体で,つねに現代(げんだい)の問題と格闘(かくとう)している。代表作は『飼育(しいく)』(芥川賞(あくたがわしょう)受賞(じゅしょう)),『個人的(こじんてき)な体験(たいけん)』『万延元年(まんえんがんねん)のフットボール』『燃(も)え上がる緑の木』などがあり,エッセイ集に『ヒロシマ・ノート』『沖縄(おきなわ)ノート』などがある。1994年度ノーベル文学賞(しょう)を受賞(じゅしょう)。