北天に見える星座。北斗七星はこの星座にふくまれていて,ひしゃくの柄がクマのしっぽになる。午後8時における見え方を追っていくと,2月初めごろには北東の空に低く見え,5月ごろには北天に高く,10月ごろには北西の空に低く見える。◇こぐま座とは少し離れて背中合わせになるように対をなす。おおぐま座の近くには,渦巻銀河M81やM101,不規則銀河M82,惑星状星雲M97などが見られる。
〔星座の探し方〕
4月
上旬の23
時ごろ,5月
上旬の21
時ごろは,
北の
空高くにのぼって
見やすくなる。
北斗七星は
見つけやすいので,それを
手がかりにする。
〔星座に関する神話〕
ギリシャ
神話では,おおぐま
座になっている
大熊は,もともとは
森や
泉に
住む
妖精のカリストだった。そのカリストが
大神ゼウスの
子(アルカス)を
産んだことから,
嫉妬した
女神アルテミスがカリストにのろいの
言葉を
浴びせ,その
結果,カリストはクマに
変わってしまったといわれている。