潮の干満の差が最も大きいときをいう。潮の満ち干はおもに月と太陽の作用(引力)によっておこり,月や太陽が南中している子午線上と,それから180度はなれた裏側の海水面がふくれあがる。月と太陽が同じ子午線上にある新月(さく)の日,反対の子午線上にある満月(望)の日は,両方の作用が重なり合って干満の差が大きくなり,大潮となる。月と太陽の方向が90度をなす上弦および下弦の日は,干満の差が小さくなる。このときを小潮という。
コーチ
実際には海岸線の形などに
影響されるので,かならずしも新月・
満月の日に
大潮,
上弦・
下弦の日に
小潮がおこるとはかぎらない。