おおすみよしのり【大隅良典】 (1945〜)昭和(しょうわ)〜平成時代(へいせいじだい)の生物学者(せいぶつがくしゃ)。福岡市(ふくおかし)に生(う)まれ,東京大学(とうきょうだいがく)教養学部卒業後(きょうようがくぶそつぎょうご),東京大学大学院(とうきょうだいがくだいがくいん)で学(まな)ぶ。その後(ご),アメリカ合衆国(がっしゅうこく)のロックフェラー大学(だいがく)研究員(けんきゅういん)となり,酵母(こうぼ)を使(つか)って細胞(さいぼう)のオートファジー(自食作用(じしょくさよう))の研究(けんきゅう)を始(はじ)めた。1988(昭和(しょうわ)63)年には世界(せかい)で初(はじ)めて光学顕微鏡(こうがくけんびきょう)でオートファジーの観察(かんさつ)に成功(せいこう)し,そのしくみを解明(かいめい)した。この功績(こうせき)によって,2016(平成(へいせい)28)年にノーベル生理学(せいりがく)・医学賞(いがくしょう)を受賞(じゅしょう)した。