おきなわせん【沖縄戦】 第二次世界大戦末期(たいせんまっき)に行われた,日本軍(ぐん)とアメリカ軍(ぐん)との沖縄(おきなわ)をめぐる激戦(げきせん)。多数の一般市民(いっぱんしみん)を戦火(せんか)に巻(ま)きこんだ。沖縄戦(おきなわせん)は,1945(昭和20)年3月,航空戦(こうくうせん)と那覇(なは)の空襲(くうしゅう)で始まった。4月1日のアメリカ軍(ぐん)の嘉手納上陸(かでなじょうりく)で本格(ほんかく)化した戦闘(せんとう)は,約(やく)11万人の日本軍戦死(ぐんせんし)者と,10万人におよぶ民間(みんかん)人の死者を出して,6月23日に終わった。◇死者の中には,義勇軍(ぎゆうぐん)に参加(さんか)した中学生や,野戦(やせん)病院で看護(かんご)にたずさわった高等女学校生(ひめゆり部隊(ぶたい))などの青少年もいる。→ひめゆり部隊(ぶたい)