おきなわへんかん【沖縄返還】 1972(昭和47)年5月,日本の独立(どくりつ)後もアメリカに統治(とうち)されていた沖縄(おきなわ)が,日本に復帰(ふっき)したこと。第二次世界大戦(たいせん)末期(まっき)の激戦(げきせん)で,多大の損害(そんがい)をこうむった沖縄(おきなわ)は,本土よりいち早く米軍(べいぐん)の占領(せんりょう)下に入った。終戦(しゅうせん)後も沖縄(おきなわ)は,朝鮮戦争(ちょうせんせんそう)・ベトナム戦争(せんそう)の重要拠点(じゅうようきょてん)となり,アメリカの統治(とうち)下に置(お)かれていた。そのため,県内外から返還(へんかん)運動が起こり,1972(昭和47)年に沖縄(おきなわ)の日本復帰(ふっき)が実現(じつげん)した。しかし,今も米軍基地(べいぐんきち)の大部分は存続(そんぞく)し大きな問題となっている。