おくむらとぎゅう【奥村土牛】 (1889〜1990)日本画家。東京京橋(とうきょうきょうばし)生まれ。本名義三(よしぞう)。16歳(さい)で梶田半古塾(かじたはんこじゅく)に入門し,小林古径(こばやしこけい)の指導(しどう)を受ける。繊細(せんさい)で叙情的(じょじょうてき)な自然描写(しぜんびょうしゃ)にすぐれた作品が多い。日本美術(びじゅつ)院理事長,芸術院(げいじゅついん)会員をつとめた。101歳(さい)で亡(な)くなるまで,日本画壇(がだん)に大きな足跡(そくせき)をのこした。代表作は「鳴門(なると)」,「鴨(かも)」など。コーチ 長野(ながの)県佐久穂(さくほ)町に「奥村土牛記念館(おくむらとぎゅうきねんかん)」がある。