オコゼ【〈虎魚〉】 カサゴ目の魚のうちで,ひれのとげに毒(どく)をもつものの一般的(いっぱんてき)な総称(そうしょう)。毒(どく)とげにさされると長時間痛(いた)む。このなかまには体表にうろこのないオニオコゼと,背(せ)びれが目の背方(はいほう)から始まるハオコゼの2グループがある。熱帯(ねったい)から温帯(おんたい)にかけて分布(ぶんぷ)し,日本には15種(しゅ)前後が知られているが,オニオコゼ・ダルマオコゼ・アブオコゼ・ハオコゼなどが代表的(だいひょうてき)なものである。