おざきかずお【尾崎一雄】 (1899〜1983)大正・昭和時代の小説(しょうせつ)家。三重(みえ)県に生まれる。身辺(しんぺん)のことを平明な文体と清潔(せいけつ)なユーモアで書く私小説(わたくししょうせつ)的(てき)な作風をもち,『暢気眼鏡(のんきめがね)』で1937(昭和12)年上期の芥川賞(あくたがわしょう)を受賞(じゅしょう)。代表作はほかに『虫のいろいろ』『まぼろしの記』など。