オゾンそうのはかい【オゾン層の破壊】 地球をとりかこむオゾン層(そう)が破壊(はかい)されること。人体の免疫機能(めんえききのう)の低下(ていか)や,皮膚(ひふ)ガンの原因(げんいん)になるなど有害(ゆうがい)な紫外線(しがいせん)は,地球をとりかこむオゾン層(そう)で軽減(けいげん)されている。しかし,近年,南極(なんきょく)上空のオゾン層(そう)に大きな穴(あな)(オゾンホール)が空いて,地上に達する紫外線(しがいせん)が増加(ぞうか)した。これは,冷蔵庫(れいぞうこ)の冷媒(れいばい)などとして広く使われてきたフロンなどが原因(げんいん)である。現在(げんざい),各国(かっこく)ではオゾン層(そう)の回復(かいふく)につとめている。オゾン層(そう)は回復(かいふく)しており,2050年には深刻(しんこく)化する前の水準(すいじゅん)に戻(もど)る見通し。→オゾン層(そう)→地球環境(ちきゅうかんきょう)