春の南天に見える星座。全天で2番目に大きな星座である。黄道12星座の1つ。現在の秋分点はこの星座にある。α星はスピカで,実視等級1.0等である。この付近には,多くの銀河が集まったおとめ座銀河団がある。また、おとめ座の下側にソンブレロ銀河とよばれるM104がある。
〔星座の探し方〕
4月
上旬の0
時ごろ,5月
上旬の22
時ごろ,6月
上旬の20
時ごろに
南の
空の
中くらいの
高さのところに
横たわったように
見える。
目立つのは
明るく
輝く
白いスピカだけなので,
少しわかりにくい。
〔星座に関する神話〕
おとめ
座はいろいろな
女神の
姿をあてられているが,ギリシャ
神話では,
大神ゼウスの
妹で,
農業の
神デメテルを
描いたものである。さまざまな
野菜や
果物,
花,そのほか
大地から
出るものすべてが
女神デメテルに
支配されていた。
地上の
冬はデメテルが
穴にこもる
期間とされている。