オペレッタ 喜歌劇(きかげき)または軽歌劇(けいかげき)とも訳(やく)される。オペラの小型(こがた)ともいえるもので,通俗的(つうぞくてき)で娯楽性(ごらくせい)の強い音楽喜劇(きげき)。歌のほか地の台詞(せりふ)がはいるのが特徴(とくちょう)。19世紀(せいき)の中ごろから,パリやウィーンを中心に広まった。オッフェンバックの『天国と地獄(じごく)』『美しいエレーヌ』,ヨハン=シュトラウス(子)の『こうもり』やレハールの『メリー=ウイドー』などが代表作。