おやしお【親潮】 日本近海における代表的(だいひょうてき)な寒流で,千島(ちしま)列島ぞいに南下して三陸(さんりく)地方沿岸(えんがん)まで達(たっ)する海流。千島(ちしま)海流ともいう。金華山沖付近(きんかざんおきふきん)で黒潮(くろしお)にぶつかると,黒潮(くろしお)の下にもぐって親潮潜流(おやしおせんりゅう)となる。コーチ 水温はひくいが栄養塩類(えいようえんるい)を多くふくんでいて,東北日本沿岸(えんがん)の生物をよく育てるので,海の親の役目をする寒流という意味から親潮(おやしお)と名づけられた。