おんたけさん【御嶽山】

長野(ながの）県と岐阜(ぎふ）県の県境(けんきょう）にそびえる複式(ふくしき）火山。摩利支天(まりしてん）山・継母岳(ままははだけ）などが外輪(がいりん）山，中央火口丘(きゅう）は最高峰(さいこうほう）の剣ヶ峰(けんがみね）（3067m）。一ノ池から五ノ池は火口湖。1979（昭和54）年，有史以来(ゆうしいらい）はじめて噴火(ふんか）した。山腹(さんぷく）には，ヒノキ・サワラなどでおおわれた広大な国有林がある。ふもとのヒノキ林は，日本3大美林の1つ。◇昔から霊山(れいざん）として信仰(しんこう）され，山頂(さんちょう）に御嶽(おんたけ）神社，旧(きゅう）火口壁(へき）の外輪(がいりん）山上に奥(おく）の院(いん）がある。◇2014（平成(へいせい）26）年9月27日，剣ヶ峰南西側(けんがみねなんせいがわ）で噴火(ふんか）（水蒸気爆発(すいじょうきばくはつ））。山頂近(さんちょうちか）くで噴石(ふんせき）や火山灰(ばい）などによる死者(ししゃ）・行方不明者(ゆくえふめいしゃ）63人（2015年1月現在(げんざい））。