太陽に近いほうから数えて第8番目,太陽から最も遠い惑星。太陽から海王星までの平均距離45億440万km,太陽のまわりを1周するのに約164.8年かかる。半径は2万4764kmで,ほとんど球形である。質量は地球の17.15倍,自転周期は約16時間である。大気は水素・ヘリウム・メタン・アンモニアが主成分で,表面の温度はおよそ-220℃。1989年8月にアメリカ合衆国のボイジャー2号が海王星とトリトンなどに接近し,数千枚の画像を地球に送ってきた。このとき海王星の表面には大黒はんや白いメタン雲が見られたが,大黒はんは数年後の地球からの観測では確認できず,消失したとみられている。海王星には,5本の環とトリトンとネレイドなど計14個の衛星がある(2016年7月末現在)。◇1846年にドイツのガレが発見した。
コーチ
海王星が
最も明るいときには
約8等になる。