かいがいりょこうのじゆうか【海外旅行の自由化】 1964(昭和39)年4月に,日本で観光目的(かんこうもくてき)の海外旅行が自由になったこと。1960年代には,日本の経済状態(けいざいじょうたい)がよくなり,世界各国(かっこく)から貿易(ぼうえき)の自由化をもとめられるようになった。それにともない,海外の人びとの交流もふえ,海外旅行の自由化が行われたが,当時は日本人の出国にあたっては外貨(がいか)の持ち出し制限(せいげん)がきびしく,海外への旅行には苦労(くろう)がつきまとった。