植物の花が開きはじめる最初の日(開花日)を予想することで,とくにサクラについていうことが多い。サクラの開花予想は気象庁によって,1951(昭和26)年からまず関東地方,55年からほぼ全国を対象にして発表されるようになった。各地の標本木(おもにソメイヨシノ)のつぼみの重量を計測する方法,1996(平成8)年からはコンピュータによる過去の開花状況からの分析によって,その年の開花日を予想して発表していた。気象庁による予想発表は2009(平成21)年で終了し,2010年からは民間の気象会社が行っている。ただし,開花日については標本木をもとにして各地の気象台によって発表される。⇒開花日