かいきにっしょく【皆既日食】 日食のうち,太陽面が月に完全(かんぜん)にかくされる場合をいう。太陽と地球の間に月が完全(かんぜん)に入りこんだときおこる日食を中心食といい,そのとき太陽の視半径(しはんけい)より月の視半径(しはんけい)のほうが大きいと皆既(かいき)日食となり,逆(ぎゃく)のときは金環食(きんかんしょく)となる。皆既(かいき)日食には,欠(か)けはじめ,皆既(かいき)の始め,皆既(かいき)の終わり(生光),日食の終わり(復円(ふくえん))の4種(しゅ)の状態(じょうたい)がある。◇皆既(かいき)日食では太陽の光球が完全(かんぜん)にかくれるので,とくにコロナの研究には絶好(ぜっこう)の機会(きかい)である。⇒日食(にっしょく)