*かいこく【開国】 鎖国(さこく)をやめて,外国と外交や通商関係(かんけい)をむすぶこと。日本では,19世紀(せいき)半ばに江戸幕府(えどばくふ)が欧米諸国(おうべいしょこく)と国交を開始したことをさす。1853年にペリーが浦賀(うらが)(神奈川(かながわ)県)に来航(らいこう)すると,幕府(ばくふ)はその威力(いりょく)におされ,翌年(よくねん),アメリカ合衆国(がっしゅうこく)と日米和親条約(じょうやく)をむすんで下田(しもだ)・箱館(はこだて)(函館)を開港。ついで1858年,日米修好(しゅうこう)通商条約(じょうやく)に調印(ちょういん)し,イギリス・オランダ・ロシア・フランスとも同様な条約(じょうやく)をむすんで通商関係(かんけい)を開いた。