かいず【海図】 航海(こうかい)のための地図で,航海(こうかい)に必要(ひつよう)な水深や水路の状況(じょうきょう),海流や潮流(ちょうりゅう),標識(ひょうしき),海岸の状態(じょうたい)などが記載(きさい)されているもの。単(たん)なる航海(こうかい)用か資源(しげん)開発用かで,図のようすもさまざまである。15世紀(せいき)にはすでに海図があり,コロンブスの航海(こうかい)に用いられている。海図に用いる地図の図法(ずほう)は,方位(ほうい)や距離(きょり)についてそれぞれ一長一短があるので,注意がいる。◇日本では海上保安庁(ほあんちょう)が調査(ちょうさ)・編集(へんしゅう)し,刊行(かんこう)している。