カイメン【<海綿>】 海綿(かいめん)動物に属(ぞく)する動物の総称(そうしょう)。多くは水中の岩などに付着(ふちゃく)している。いろいろに変形(へんけい)しているが基本的(きほんてき)にはつぼ形で,水は体の表面にところどころあいた穴(あな)を通って体の中に入り,頂上(ちょうじょう)の大きな口から出る。胃腔(いこう)にはえり細胞(さいぼう)という特別(とくべつ)な細胞(さいぼう)がならんでいて,これで食物をとる。体の中に骨片(こっぺん)がある。大部分は海産(かいさん)であるが,淡水(たんすい)にすむ数種(しゅ)も知られている。 コーチ 文房具(ぶんぼうぐ)や浴用(よくよう)に使われるスポンジは,モクヨクカイメンの組織(そしき)をくさらせ,漂白(ひょうはく)したものである。