特定外来生物被害防止法。外国から持ちこまれたり，他の地域から移動した動植物が，地域の生態系を破壊するのを防ぐための法律。2004（平成16）年5月成立，2005年6月施行。外来生物とは，もともと日本に生息していなかった動植物で，海外から移入されて繁殖しているもの。このうち生態系に被害をあたえたり，そのおそれのある特定外来生物を指定し，輸入，飼育や栽培，運搬を禁止し，駆除を進めるというもの。また被害をあたえるおそれがあるか未判定の生物も指定され，判定が終わるまで輸入は禁止される。ジャワマングース，カミツキガメ，ウシガエル，オオクチバス（いわゆるブラックバス），ミズヒマワリなどが特定外来生物に指定されている。
