かかくきょうそう【価格競争】 企業(きぎょう)が自社の努力(どりょく)によって,商品やサービスの価格(かかく)を他の企業(きぎょう)より下げ,売上を上げようとする競争(きょうそう)。最近(さいきん)では,ディスカウンターとよばれる大幅安値販売(おおはばやすねはんばい)を目的(もくてき)とした企業(きぎょう)や,プライベート=ブランドという独自(どくじ)の低価格(ていかかく)品を開発する企業(きぎょう)が出てきている。これらの動きは,標準的(ひょうじゅんてき)な価格(かかく)を大幅(おおはば)に下回った商品を市場に出回らせるため「価格破壊(かかくはかい)」とよばれている。◇価格破壊(かかくはかい)は,消費(しょうひ)者のためになるようだが,一方では市場を小さくすることにもなりかねないと心配する声も出ている。