各務原市にある,日本では2番目につくられた飛行場。明治時代,各務原の広い原野は砲兵演習場として使われていた。そこに1917(大正6)年,飛行場がつくられた。ライト兄弟が初めて飛行機で空を飛んでから14年後のことである。飛行場開設から5年後の1922年,川崎造船所各務原分工場で,各務原で初めての飛行機が生産された。以後,第二次世界大戦が終わるまでに,たくさんの飛行機がこの地で生産され,試験飛行してきた。戦時中,アメリカ軍の爆撃で飛行機工場は破壊されたが,1952(昭和27)年,飛行機の生産がふたたび開始された。