*かくじょし【格助詞】 助詞(じょし)の種類(しゅるい)の1つ。おもに体言について,その体言と下にくる語との関係(かんけい)を示(しめ)す。「が・から・で・と・に・の・へ・まで・や・より・を」などのこと。次のような用法(ようほう)がある。 (1)主語を示(しめ)す。 用例 「私(わたし)が書いた」 (2)連用修飾(れんようしゅうしょく)語を示(しめ)す。 用例 「父に話した」「新聞を読む」 (3)連体修飾(れんたいしゅうしょく)語を示(しめ)す。 用例 「雪の日」 (4)並立(へいりつ)の関係(かんけい)を示(しめ)す。 用例 「空と雲」「父や母」 (5)いろいろの語について,その語を体言のような(体言に準(じゅん)じる)語にする。「体言代用の助詞(じょし)」「準体助詞(じゅんたいじょし)」などともいう。 用例 「泣(な)くのはやめよう」