かくていしんこく【確定申告】

所得税(しょとくぜい）や法人税(ほうじんぜい）の納税義務者(のうぜいぎむしゃ）が，納付(のうふ）するべき税額(ぜいがく）を確定(かくてい）させるために，自分の所得金額(しょとくきんがく）や税額(ぜいがく）を税務署(ぜいむしょ）に申告(しんこく）すること。この制度(せいど）を申告納税(しんこくのうぜい）制度(せいど）という。前年1月1日から12月31日までの1年間に生じたすべての所得(しょとく）の金額(きんがく）と，それに対する所得税(しょとくぜい）を計算し，3月中旬(ちゅうじゅん）の申告期限(しんこくきげん）までに確定申告書(かくていしんこくしょ）を提出(ていしゅつ）して，源泉徴収(げんせんちょうしゅう）された税金(ぜいきん）や予定納税(のうぜい）で納(おさ）めた税金(ぜいきん）の過不足(かふそく）を精算(せいさん）する手続(てつづ）き。会社勤(づと）めの給与所得者(きゅうよしょとくしゃ）は年末調整(ねんまつちょうせい）によって精算(せいさん）されるので申告(しんこく）は不要(ふよう）だが，収入(しゅうにゅう）が2000万円を超(こ）える場合や給与以外(きゅうよいがい）の所得(しょとく）があった場合は申告(しんこく）が必要(ひつよう）。農林漁業(ぎょぎょう），商店・工場，自由業などの自営業者(じえいぎょうしゃ）はすべて申告(しんこく）を行う。事業専従者給与(せんじゅうしゃきゅうよ）の必要経費(ひつようけいひ）算入や年度繰越(くりこし）の控除(こうじょ）などの特典(とくてん）のある青色申告(あおいろしんこく）と，一般的(いっぱんてき）な白色申告(しろいろしんこく）の2種類(しゅるい）がある。