*かけことば【掛詞】 修辞法(しゅうじほう)の1つで,同じ発音の1つの言葉に2つの意味をもたせる技法(ぎほう)。和歌・浄瑠璃(じょうるり)・謡曲(ようきょく)などの韻文(いんぶん)に多く用いられる。 用例 「木の芽(め)もはるの雪降(ふ)れば」の「はる(張る・春)」,「同じ世にまたすみのえの月や見む(ん)」の「すみ(住む・住の江(え))」など。◇同音(同訓(どうくん))異義(いぎ)語の多い日本語の特性(とくせい)を生かした修辞法(しゅうじほう)である。