カササギ【<鵲>】 日本では九州(きゅうしゅう)の佐賀平野(さがへいや)付近(ふきん)だけに分布(ぶんぷ)する留鳥(りゅうちょう)。尾が長く,つばさの一部と腹(はら)が白いほかは,つやのある黒色。昼は集落近くの農耕(のうこう)地にちらばって生活し,夜は竹やぶなどに群(む)れてねぐらをとる。穀物(こくもつ),雑草(ざっそう)の種子(しゅし),果実(かじつ),小動物などを食べる。カチカチカチと鳴くため,カチガラスの異名(いみょう)もある。2〜4月(がつ)ごろ,高木の枝(えだ)に大きな球形の巣(す)をつくり,5〜8個(こ)の卵(たまご)をうんで繁殖(はんしょく)する。天然記念物(てんねんきねんぶつ)。(鳥類(ちょうるい) スズメ目(もく) カラス科(か))