火山の爆発的な噴火で飛びちった破片状の固体。火山砕せつ物は粒の大きさと形,構造にもとづいて区別される。特定の形や表面の模様をもつ火山砕せつ物としては火山弾(紡錘状・リボン状・パン皮状),溶岩べい・スパター(噴石)・ペレーの毛・ペレーの涙がある。外形は不定で多孔質の構造をもつ火山砕せつ物としては,軽石とスコリア(岩さい)がある。特定の形も構造ももたない火山砕せつ物は,粒の大きさによって火山岩塊(粒の直径64mm以上)・火山れき(粒の直径64〜2mm)・火山灰(粒の直径2mm以下)に分けられる。火山砕せつ物がかたまると火砕岩になる。