火山の爆発のときに放出される物質で,直径2mm以下のもの。地下にあったマグマに由来するものと,噴火口にあった岩石に由来するものとがある。多量の火山灰が成層圏までふき上げられると,日光をさえぎり,地表の気温を低下させ,農作物が不作になることがある。◇日本では爆発型の火山が多いので,火山灰がよく放出され,全国各地に火山灰層(関東ローム層や九州のシラス台地など)や火山灰がかたまった凝灰岩が分布する。
コーチ
火山
灰を
蒸発皿に
少量とり,水をくわえてよくあらい,のこった
粒を
顕微鏡で
観察すると,いろいろな大きさ・色・形の
無色鉱物や有色
鉱物がふくまれていることがわかる。