かじいもとじろう【梶井基次郎】 (1901〜1932)大正・昭和時代の小説(しょうせつ)家。大阪(おおさか)市に生まれる。肺結核(はいけっかく)とたたかいながら,するどい感受性(かんじゅせい)による繊細(せんさい)な表現(ひょうげん)で,詩的散文(してきさんぶん)ともいえる美しい短編小説(たんぺんしょうせつ)をのこし,わずか31歳(さい)で死去した。代表作に『檸檬(れもん)』『城(しろ)のある町にて』『桜(さくら)の樹(き)の下には』などがある。