天の北極に近いところにある星座。夏から秋,冬,晩春まで見ることができる。明るい5個の星がややくずれたW字の形をつくっていて見つけやすい。天の川の中に位置している。◇北斗七星とともに,北極星を見つけだす,よい目印になっている。
星座の探し方
10月上旬の0時ごろ,11月上旬の22時ごろ,12月上旬の20時ごろに,北の空高くにのぼって見やすくなる。そのときはWをふせた形になるので,くずれたM字のように見える。
星座に関する神話
古代エチオピア王国の王妃カシオペヤは,自分と娘のアンドロメダ王女の美しさをいつも自慢していた。ある日,カシオペヤの自慢に関する発言が海神ポセイドンの怒りを買うことになった。そのむくいとして,娘のアンドロメダは化け物クジラのいけにえにされた。しかし,化け物クジラにのみこまれる寸前でペルセウス王子に助けられた。一方,カシオペヤはいすにしばりつけられ,さかさのまま1日1回北極星のまわりを回る運命にされ,それが今も続いているとされる。