カジカ【<鰍>】 川の上流部の水のきれいな砂利底(じゃりぞこ)にすむ淡水(たんすい)魚。水生昆虫(こんちゅう)や甲殻類(こうかくるい)を食べる。1〜4月に,石の下面に球形の卵(たまご)をひとかたまりにうみつけ,雄(おす)が保護(ほご)する。大卵型(だいらんがた)と小卵型(しょうらんがた)の2型があり,大卵型(だいらんがた)のものは川の上・中流域(いき),小卵型(しょうらんがた)のものは川の中・下流域(いき)や湖にすみ,川でふ化した幼魚(ようぎょ)は海や湖でしばらく生活する回遊性(せい)。全長(ぜんちょう):約(やく)10cm。分布(ぶんぷ):北海道南部・本州・四国・九州。(硬骨魚類(こうこつぎょるい) カサゴ目 カジカ科)コーチ カジカが鳴くというのは本種(ほんしゅ)ではなく,カジカガエルのこと。