かぜたちぬ【風立ちぬ】 堀辰雄(ほりたつお)の中編小説(ちゅうへんしょうせつ)。1936〜38(昭和11〜13)年発表。長野(ながの)県富士見(ふじみ)高原の療養所(りょうようじょ)で死去した婚約(こんやく)者を看護(かんご)しつづけた体験(たいけん)をもとに,清潔(せいけつ)な文章で,死と愛(あい)の純粋(じゅんすい)な世界を生きるわかい2人をえがいている。