かせん【寡占】 少数の企業(きぎょう)が市場の大きな部分を支配(しはい)している状態(じょうたい)。「少数の企業(きぎょう)」といった場合,その内容(ないよう)自体はかならずしも明確(めいかく)でないが,「上位(じょうい)4社が少なくとも市場占有率(しじょうせんゆうりつ)(シェア)の4割以上(わりいじょう)をしめている産業(さんぎょう)部門は,寡占(かせん)である」といわれる。したがって,わが国や欧米諸国(おうべいしょこく)における主要(しゅよう)産業の多くは,寡占状態(かせんじょうたい)にあるといえる。