(1924〜 )アメリカ合衆国の第39代大統領(在任1977〜1981)。ジョージア州のピーナッツ農場主から,州議会議員,州知事を経て,1976年民主党から出て大統領に当選。人権の尊重をかかげた外交は弱腰とみられ,物価上昇・失業者の増大をふせぐことができず,1期4年の在職で共和党のレーガンに大差でやぶれた。その後は国際和平の調停役として活躍,1994年には北朝鮮を訪問し南北首脳会談の仲介,ボスニア・ヘルツェゴビナの和平調停,1999年にはインドネシア総選挙の国際監視団長をつとめた。2002年,ノーベル平和賞を受賞。