かなざわじょう【金沢城】 石川(いしかわ)県金沢(かなざわ)市にある前田(まえだ)家がきずいた城(しろ)。1583(天正(てんしょう)11)年,前田利家(まえだとしいえ)が七尾(ななお)(石川(いしかわ)県七尾(ななお)市)から移(うつ)り,前田(まえだ)家百万石(ごく)の城下町(じょうかまち)となった。城(しろ)は,当時前田(まえだ)家に身をよせていたキリシタン大名高山右近(たかやまうこん)によって設計(せっけい)された。現在(げんざい)では石川門(いしかわもん)・三十間長屋(さんじっけんながや)しかのこされていないが,建築(けんちく)は百万石の大名ならではの格式(かくしき)をそなえている。