かなざわはく【金沢箔】 石川(いしかわ)県金沢(かなざわ)市特産(とくさん)の金箔(きんぱく)。金沢(かなざわ)では,藩(はん)の初期(しょき)から金箔(きんぱく)がつくられていたが,今日の金沢箔(かなざわはく)は,文化(ぶんか)年間(1805〜1818)の金沢城(かなざわじょう)二の丸の再建(さいけん)にあたり,金箔(きんぱく)が多量(たりょう)に必要(ひつよう)となった。このため京都(きょうと)の職人(しょくにん)を招(まね)いて製造(せいぞう)したことがきっかけとなった。その後,幕府(ばくふ)からも金箔製造(きんぱくせいぞう)の許可(きょか)を受け,金沢特有(かなざわとくゆう)の産業(さんぎょう)の1つとなった。