かなしきがんぐ【悲しき玩具】 石川啄木(いしかわたくぼく)の第2歌集。1912(明治(めいじ)45)年刊(かん)。「呼吸(いき)すれば,/胸(むね)の中(うち)にて鳴る音あり。/凩(こがらし)よりもさびしきその音!」など,第1歌集『一握(いちあく)の砂(すな)』以後(いご)の200あまりの短歌をおさめる。