かねこみすず【金子みすゞ】 (1903〜1930)大正時代の童謡(どうよう)詩人。山口(やまぐち)県に生まれる。本名テル。1923年ごろから童謡(どうよう)を投稿(とうこう),西条八十(さいじょうやそ)に高く評価(ひょうか)された。代表作『大漁(たいりょう)』『土』に見られるように,弱者や小動物への深いやさしさにあふれた作品が多い。◇詩人の矢崎節夫(やざきせつお)のほねおりで,遺稿(いこう)集『金子みすゞ全集』全3巻(かん)が出版(しゅっぱん)された。この全集をきっかけに「みすゞ」は脚光(きゃっこう)をあび,作品は小学校の教科書にものった。