かひ【花被】 広い意味では,がくと花冠(かかん)とをあわせて花被(かひ)というが,ふつうはユリ・チューリップなどのように,がくと花冠(かかん)が同質(どうしつ)のもので,その区別(くべつ)がはっきりしないものをいう。がくに相当する外側(がわ)のものを外花被(がいかひ),花冠(かかん)に相当する内側(がわ)のものを内花被(ないかひ)という。ユリ科・ヒガンバナ科・アヤメ科など単子葉類(たんしようるい)の花にこの例(れい)が多い。