*かぶなかま【株仲間】 江戸(えど)時代,幕府(ばくふ)や藩(はん)にみとめられた商工業者の同業組合。競争(きょうそう)をふせぎ,利益(りえき)をまもるために加入(かにゅう)者の数を制限(せいげん)した。幕府(ばくふ)や藩(はん)はこれによって商工業を統制(とうせい)するとともに,冥加金(みょうがきん)をおさめさせ,利益(りえき)をすいあげた。江戸(えど)の十組(とくみ)問屋,大阪(おおさか)の二十四組問屋などが有名。コーチ 天保(てんぽう)の改革(かいかく)のとき(1841年),独占(どくせん)によって物価(ぶっか)があがったため,いったん解散(かいさん)させられたが,1851年に再興(さいこう)された。それは,株仲間(かぶなかま)からの冥加金(みょうがきん)がへり,また,商品流通もみだれたからである。