*かふん【花粉】 種子(しゅし)植物の雄性(ゆうせい)の生殖細胞(せいしょくさいぼう)。おしべのやくのなかで,花粉母細胞(かふんぼさいぼう)が減数分裂(げんすうぶんれつ)をした結果(けっか)つくられる。このため,染色体(せんしょくたい)数は体細胞(さいぼう)の半数になっている。多くは球形・だ円形で,25〜50μm(マイクロメートル,1マイクロメートルは1000分の1mm)の大きさがふつうである。細胞(さいぼう)は外膜(がいまく)と内膜(ないまく)の2層(そう)からなる。コーチ 風媒花(ふうばいか)の花粉(かふん)はさらさらして風に飛(と)びやすく,虫媒花(ちゅうばいか)の花粉(かふん)はねばりつく。