かへいせき【貨幣石】 新生代の一時期にさかえた大型(おおがた)有孔(ゆうこう)虫のなかま。ヌンムリテスともいう。種(しゅ)によっては直径(ちょっけい)10cmにおよぶ石灰質(せっかいしつ)の殻(から)をもつ。外形は有性(ゆうせい)世代(顕球型(けんきゅうがた))ではダイズをつぶした形だが,無性(むせい)世代(微球型(びきゅうがた))では大きな円盤状(えんばんじょう)で貨幣(かへい)に似(に)ている。しかし,いずれも内部はらせん状(じょう)に規則(きそく)正しくならんだ多数の室に分かれている。コーチ 貨幣石(かへいせき)は新生代の示準(しじゅん)化石である。