かみよどはいじへきが【上淀廃寺壁画】 白鳳(はくほう)時代に建立(こんりゅう)の上淀廃寺金堂(かみよどはいじこんどう)内をかざっていた彩色(さいしき)の仏教(ぶっきょう)壁画(へきが)。1991年,鳥取(とっとり)県米子(よなご)市淀江(よどえ)町の上淀廃寺跡(かみよどはいじあと)から発見された。高松塚古墳(たかまつづかこふん)石室(せきしつ)や法隆寺(ほうりゅうじ)金堂(こんどう)の壁画(へきが)と同じ8世紀(せいき)前後の遺品(いひん)。大和(やまと)国(奈良(なら)県)以外(いがい)からはじめての発見例(れい)で,神将像(しんしょうぞう)や菩薩像(ぼさつぞう)などをえがいた壁面(へきめん)の断片(だんぺん)が出土している。