からかされんぱん【からかさ連判】 連判状(れんぱんじょう)(多くの人の名前を書き,印(いん)をおした文書)をつくるさい,からかさを開いたように,円形をえがき,それを中心に放射状(ほうしゃじょう)に署名(しょめい)をつらねる形式。室町(むろまち)時代ごろから,武士(ぶし)の契約状(けいやくじょう)や農民(のうみん)の申状(もうしじょう)(訴(うった)え)などにその実例(じつれい)が多い。連判参加(れんぱんさんか)者の責任(せきにん)の平等さを視覚的(しかくてき)に示(しめ)すためや,百姓一揆(ひゃくしょういっき)などの首謀(しゅぼう)者がだれかわからないようにするために行われた。