*ガリレイ(ガリレオ=) (1564〜1642)イタリアの物理学者・天文学者。近代自然(しぜん)科学の父といわれる。イタリア北部のピサの生まれ。教会のつり灯(とう)のゆれるのを見て,振(ふ)り子の等時性(せい)を発見し,ピサの斜塔(しゃとう)を使って落体の法則(ほうそく)を実証(じっしょう)したという。1609年にはガリレイ式望遠鏡(ぼうえんきょう)をつくって,木星の衛星(えいせい)や太陽の黒点などを発見した。コペルニクスの地動説(せつ)が正しいと主張(しゅちょう)して宗教裁判(しゅうきょうさいばん)にかけられ,ローマ法王(ほうおう)庁(ちょう)から,その考えをすてることを命じられた。◇著書(ちょしょ)は『天文対話(てんもんたいわ)』『新科学対話(しんかがくたいわ)』など。