**かんげん【還元】 酸素(さんそ)の化合物から酸素(さんそ)をうばう反応(はんのう)や,物質(ぶっしつ)が水素(すいそ)と化合する反応(はんのう)。これは酸化(さんか)の逆(ぎゃく)の反応(はんのう)である。広い意味では,+原子価(か)の減少(げんしょう),または-原子価(か)の増加(ぞうか)する反応(はんのう)ということもできる。また,電子の立場からいえば,原子またはイオンに電子をあたえる反応(はんのう)ともいえる。 酸化銅(さんかどう)の還元(かんげん) 酸化銅(さんかどう)と炭素(たんそ)の粉末(ふんまつ)をまぜて熱(ねっ)すると,酸化銅(さんかどう)が還元(かんげん)されて銅(どう)になる。2CuO+C→2Cu+CO2 コーチ この反応(はんのう)で,炭素(たんそ)Cは酸化(さんか)されて二酸化炭素(にさんかたんそ)になっている。