大阪湾南東部の泉州沖5kmの海上に建設された海上空港。兵庫県伊丹市に大阪国際空港があるが,乗降客が増大して手ぜまとなったことや,騒音問題で周辺住民から訴訟がおき,使用時間や発着回数などに制約があった。そのため,1987(昭和62)年から新たな国際空港の建設が始まった。24時間利用が可能な国際空港で,第1期計画として3500mの滑走路1本(全体構想では3本を予定)とターミナルビルが完成,1994(平成6)年9月に開港した。国内線から国際線への乗りつぎが同じ施設でできる。2007年に4000mの第2滑走路が完成。