かんそうたい【乾燥帯】 気候帯(きこうたい)の1つ。一般(いっぱん)に1年間の降水量(こうすいりょう)が蒸発量(じょうはつりょう)よりも少ない地域(ちいき)。南北緯度(いど)の20度から40度の,大陸西部や大きな山脈(さんみゃく)にかこまれた内陸(ないりく)地方に見られる。1日の天気の変わり方がはげしく,雨がひじょうに少なくて,樹木(じゅもく)はほとんど生育しない。草原地帯(ちたい)(ステップ)では遊牧(ゆうぼく)や牧畜(ぼくちく)が行われているが,砂漠(さばく)地帯ではオアシス以外は人間が住めず,寒帯(かんたい)とともに,現在(げんざい)もっとも非生産(ひせいさん)的な地域としてのこされている。